霧原かすみぃ······

霧原かすみぃ······

カスミ★6キャラストはカスミちゃんの全てが詰まっているという話をしたい(ネタバレ注意)

カスミちゃんの★6キャラストはカスミちゃんの全てが詰まっているという話をしたい!!!!!!!(開幕出オチ)

どうも、ブログという場で筆を執るのは一年ぶりの赤い彗星です
さて、ブログタイトルと出オチで言った通りなんですけど、先日カスミちゃんの★6才能開花が解放されたんですよね!!

 

 

これによって、そのキャラについてより深く知ることが出来る『キャラストーリー』に追加が来たんですよ。
その追加分が、一言で表すなら『カスミちゃんの全てが詰まっている』なんですよ。
じゃあ、どの辺が詰まってるねんっていうことなんですが、ぼちぼち語っていきたいと思います。
めちゃくちゃ濃度が濃いオタク語りと普通にネタバレありなので、ネタバレはやだ~!!って人はブラウザバックしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.『また会えてうれしいです』~キーリちゃんから見るシナリオ構成~

 結論を先に申し上げると、カスミちゃん9~12話のシナリオ構成は『カスミちゃんという少女の転』なんですよね。それがわかりやすく描写されていて、なおかつ今回の物語のメインとなるキャラこそが、キーリなのです。
 カスミというキャラを語る上で絶対に外す事が出来ない彼女ですが、今回追加された9話から12話ではかなり密接に関わってきます。
 同時に、カスミちゃんのキャラストーリーで舞台装置としての役割も果たしてくれました。9話からその存在感を見せるキーリ。

 

 

キーリを求めて、カスミシャドウを探し続けてきたカスミちゃんは、ついにカスミシャドウと遭遇。
この、キーリを求めてしまう彼女の理由が未練なの、彼女らしさが滲み出ているんですよね。
しかも、笑顔で分かれることが出来なかったという15歳の少女にとってはあまりにも重すぎる未練。

 

 

ここは★6解放前の私の考察(?)なんですが、シャドウの正体を追う5話以降の事件は、未解決事件のままがいいな~なんて思ってました。
理由としては、このシャドウ事件は助手君と初めて出会って初めて担当した事件であると同時に、現時点描写されている中では未解決なまま終わっている事件なんですよね。
だからこそ、謎を解き明かしたいカスミちゃんの中では靄のように残る=キーリを絶対に忘れない、というビターエンド的な考察とか展開とかを考えていたんですが、まさかこの残った靄を未練として回収されたのはシンプルにちびりました。

カスミちゃんの口から何度も紡がれる未練という言葉。
世界の謎に迫りたい、未解決な事件のままじゃ終わらせたくない。
そんな理由も抱きながらも、やはりあの場で“自分自身”に向き合うきっかけを作ってくれたキーリ、もう一人の自分を求めてしまうのは当然の摂理なんだろうなと胸の中でストンと落ちてました。

 

 

 

シャドウを出会って何がしたかったのか、それはケジメをつけるというカスミちゃんにとってシンプルでとても難しいことでした。
キーリちゃんと出会った時も自分自身の声を聞いて攻撃をやめてしまったわけですが、これをなぞる様に自分自身のシャドウを倒すことによってキーリはいないと証明するという、とんでもない荒療治をしようとするわけですね。
しかし、拭いきれない"未練"が足枷となり、シャドウに襲われて心が抜かれてしまいます。

 



とここで、キーリちゃんの再登場!!
そして、いきなりシナリオの構成の話に戻ってくるんですけど、ここがマジですごいところなんですよね。

 

カスミちゃんがシャドウを探していた(読んでいたら何となく想像はつく段階)

→カスミちゃんシャドウに喰われちゃった!?

→キーリちゃんが依り代にして出て来た!?

 

っていう、ここで既に2回くらい転してるんですよね。
起承転結の起で既にそれくらいしてるので、これからもっと転します。
自分自身の存在について疑問符を持ち出してきて、転機になるキャラ。
それがキーリちゃんなわけなのです。

 

転機というと、11話12話にもあります。
11話は一緒に話したいことがあるので、12話から話すんですけど。
まずは8話の、キーリちゃんを看取る瞬間のカスミちゃん。

 

『お願い、どうか消えないで』
カスミちゃんはこの時、キーリちゃんの生存を願いました。


アメス様に保護されたことは、この8話で説明されています。
さて、これを踏まえての12話。
カスミシャドウに囚われたカスミちゃんの心に接触するキーリちゃんなんですけど、

 

 

ここはシナリオの転の一つなんですが、めちゃくちゃ熱すぎてあっつぅ!?しか言ってませんでした。
何が熱いかっていうと、元々キーリの生存を願っていたカスミちゃんを、今度はキーリちゃんが生存を願い、助けに来たっていうのが本当に王道な展開すぎて、熱すぎるんですよね。
転の部分としては『カスミちゃんとキーリちゃんの立場が逆転した』という部分があげられます。

元々、カスミちゃんのほうが存在として強かったんですが、キーリという一個人がカスミを助けにくるっていう構図が、シャドウから生まれた人格がここに来て、カスミちゃんと並び立ったっていうのも追加で熱いです。
ここにカスミちゃんとキーリちゃん、二人の魅力が詰まっていると思います。

 

ここでキーリちゃんについての魅力も話したいんですけど。
カスミちゃんと鏡写しって感じで、よくセットにされがちなのですが、カスミちゃんと近しいものであるけど、別の存在であるというのも、9話と10話で説明が補強されているんですよね。
前者のものは、10話のキーリちゃん。

 

キャラストーリー10話より

 

これはカスミちゃんと似ているところで、人見知りな部分がキーリちゃんに継承されているのが分かる場面ですね。

 

カスミちゃんキャラストーリー1話。

 

まだ騎士君と出会う前です。
お喋りは得意じゃない=人見知り、コミュニケーション力不足。
そんな彼女が、一人で聞き込みを頑張っていたのがわかります。
かわいいね。

そして後者、絶対的に違う部分。
カスミちゃんと違う部分としてはここらへんが上げられます。

 

水着カスミ1話



カスミちゃんはネコチャンを探す依頼を、探偵としてスマートに解決してみせてるシーンですね。この他にも、小さいもめごととかも解決してみせてます。
そして、ここの比較対象になるのが10話のキーリの猫を掴まえる場面ですね。

 

 

まさかのフィジカルで解決しちゃうキーリちゃん。
いや、迷い猫捜索じゃなくて、逃げた猫の確保なんですけど、カスミちゃんだったら多分フィジカルで解決するよりも、逃走ルートを絞らせて助手君を使って確保するっていうスマートな解決法を選ぶと思うんですよね。
ここらへんで、二人の違いが分かるのがとてもいいんですよ。
似てるけど全くの別物、完全なる鏡像ではないっていうのが。

 

なんかダラダラと語ってしまいそうなので、次に行きたいと思います。

 

 

 

2.『自分自身の真実を、解き明かさなきゃ』~★6に繋がった君との時間~

 

本記事のタイトルにあるように、カスミ★6キャラストーリーはカスミちゃんの全てが詰まっているという話をしたいと言いましたが、ここでお話していきたいと思います。
さて、全てが詰まっているというすごく曖昧な表現をしているわけですが、全てってなんなん?と聞かれれば、私は文脈と答えます。
今までのカスミちゃん、特に9話以前の話や水着カスミちゃんから、積み重ねてきた彼女との時間があらゆる場面で繋がってくるのです。

 

ガンガン紹介していきたいので行きますね!!
まず、この女あざとかわいいポイントの文脈なんですが、

 


これは絆ランク演出3の時のカスミちゃんです

 

この二枚はカスミ(マジカル)の4話の最初らへんです

 

そして、今回追加分の11話の霧原かすみちゃん

 

ここ本当にかわいくて、関係性が移り変わって素直になれない思春期少女の側面が出まくりなんですよね。
絆演出3の時点ではまだ文字通りの探偵と助手の関係なんですが、キーリとの別れんおあとであるマジカルでは、素直になれないが故に前は言えたことが言えなくなるっていうかわいらしいところを見せてるんですよね。
そして、11話。
ここも本当にかわいくて。
事件を先輩と解き明かした後、キーリちゃんに語るという体で相性がいいって言ってるわけなんですよ。しかも結論が飛躍し過ぎかな?ってそれって結婚ですか?????
先輩の前では絶対に言えない一言を飼い猫にぽろりとするあざとい女……いいぜ。
ここらへんの話は★6開花記念で作ったダイマ(下記リンク)でも話してるので、多分知ってる人は知ってるんじゃないかなぁと思います。

 

 

どんどんいきます!!

 

これは3話の助手君と捜査に出かけるカスミちゃんです

 

これは絆ランク演出10のカスミちゃんです

 

これも相性が~系のあざとかわいいカスミちゃんなんですけど、助手君を意識してしまったからこそ『デート』っていう3文字に対してこういう反応をするようになったっていう、文脈が本当にかわいいんですよね。
シャドウについて調べる事件や魔法少女、水着でのイチャイチャも含めて全てが繋がってこのデートっていう言葉に照れてしまうカスミちゃんが生まれたと思うと、なんだか感慨深いです。

 

これはキャラストーリー4話のアメス様の発言ですね

 

そして、11話

 

ここは文脈というより、元々あったアメス様の発言がウラが取れたってところでめちゃくちゃ嬉しくてめちゃくちゃかわいくてめちゃくちゃ狂ったところですね。
今まで助手という立場もあって、どちらかというカスミちゃんが主体として動いていて、ほめ言葉はあってもえらいとか上からの言葉が多かったんですよね。
かすみちゃんの口からこの『先輩、かっこよかったなぁ~』が引き出されたのは、本当にうれしかったです。本当にかわいい。

 

さて、ここからはシリアスな方向でカスミちゃんの文脈を見ていきます。
まずはこれですね。

 

キャラストーリー8話より

 

こちらは11話

この、『灰色の青春』っていう文脈が繋がってくるんですよね。
これは自分の考察も含まれるんですが、青という色が使われてる言葉に敢えて灰色って付け足すの、かすみちゃんの自虐も含まれてるのかなぁなんて考えていたんですが、そんな彼女が先輩と出会って高校でお悩みを解決していく過程を『色がついたような気がします』と彼女の口から明言されたっていう事実が、彼女の成長であり関係性の発展を示す一言としてとてもいいんですよね……
この一言が現実世界でのかすみちゃんと先輩の時間の積み重ねの証左となっているわけですね。

 

これは★6開花追加分での文脈なんですけど。

 

 

11話と12話でかすみちゃんの中での心境が変わったっていう文脈ですね。
ここからは考察なのですが、かすみちゃんは自分でも認めるほどの引っ込み思案であることは、度々彼女自身も口に出してきています。
彼女の考え方としては、事件は事件として過去に流せるけど、人間関係はめちゃくちゃ過去を見つめなおして反省してしまう、オフ会の後のオタクみたいな人間なんだと思うんですよね。
それがシャドウの事件、そこで助手君との人間関係と同時に、彼と一緒に育んだキーリちゃんによって事件から自分自身と向き合うという人間関係の問題にシフトしてるわけなんですよ。

 

9話のカスミちゃんの独白より

 

単純に、自分自身の姿をして探偵という仮面に隠した自分自身の言動をするキーリちゃんが消えた喪失感というのもあると思いますが、心を開くのが難しい彼女にとっての拠り所が消えてしまったとも取れるんですよね。
だからこそ、カスミちゃんは未練を残していたのかなぁなんて考えてます。

 

そんな未練たらたらなカスミちゃんが、色々片付いた後に前を向きたいというポジティブな言葉が飛び出してきたのは、ケジメをつけれたからこその成長なのかなぁと思いました。
はじめはいなかった助手君と一緒っていうところも含めてですね。

 

めちゃくちゃ長く語ってしまったのですが、次で最後。
いわゆる、一番言いたいところですね。

水着4話のラスト

 

まずここで見て欲しいのは、水着カスミちゃんの『謎』は=胸の高鳴りという文脈ですね。
どうやら胸の高鳴りの謎はわからない→いつかちゃんと暴いてみせる
という、恋心に自覚していないように見えるような文面です。
ここからは自分の考察なのですが、ここのカスミちゃんは答えをロジカルに導きながら、しかし心内にしまったんじゃないかなと考えています。
少なくともこの時点でそんな顔は多分出来ないと思うんですよね、分からなかったら。

水着絆ランク演出7

 

水着カスミちゃんの絆ランク演出でもこんなことを言えないと思うんですよね。
引っ込み思案もあるし、水着に関しては色々やらかした負い目とかもあって、今は言うべきではない、言えない、そういった建前を作り出したんじゃないかなと思ってるのですが、それをぶち壊したのが今回の★6開花エピソードなんですよね。

絆ランク演出11

 

絆ランク演出12

 

助手君に抱く気持ちに答えを導きながら、助手君の謎が深まる=彼の新たな一面が垣間見える。
全て解き明かされてしまった=遠回しな彼女なりの告白。

 

カスミちゃんの謎という言葉だけでも、これだけの派生があるんですが、このあざとかわいい系ヒロインは★6だけで何回も告白してるんですよね。
カスミ、俺達結婚してた???????????????

 

さて、今までカスミちゃんの『謎』という言葉の裏返しについては散々語ってきました。
ここで、水着カスミちゃんの気持ちをワザとしまっていたという話に戻ってくるんですけど、この★6が来る前の建前をぶち壊すシーンが11話にあるんですよね。

 

 

キーリちゃんから背中を押されたかすみちゃんが、まさか告白するという決断を下すわけなんですよ。
これの何がやばいかって宇宙創造くらいやばいです。
そして、ここで『想い』という言葉が使われているわけですが、なんか聞き覚えありませんか?

www.youtube.com

 

そう、カスミちゃんが初登場して初歌唱したイベントEDのタイトルが『未解決な想い』なんですよね。

その秘密 暴いてみせようか? もういっそ認めたまえ! ロジカルに紐解けば 君もわかるさ
(未解決な想い1番より)

 

実はここの歌詞、カスミちゃんの歌唱パートなんですけど、なんかもうこう、鏡を見てくれって感じのことを歌ってるんですよね。
この歌詞があるからこそ、水着カスミちゃんの時は敢えて言っていないという考察をしたわけなんですよね。

じゃあ、何故そこまで踏み切ることが出来たのか?
相変わらず考察なのですが、キーリちゃんはカスミちゃんのほんとの気持ちを駄々洩れにする(言い方)からこそ、かすみちゃんの背中を押せる唯一無二の存在なのだと思いました。
これがシオリちゃんやマコトさんだと、ただの探偵と助手っていう言い訳が出来てしまうので、踏ん切りがつけられないんですよね。
素の自分自身に近い存在に言われるからこそ、この決断に至れたのだと思います。

 

画像

キャラストーリー9話より

 

カスミシャドウに喰われたときに、こういうことを考えていた影響もあるとは思います。
しかし、キーリちゃんが最後の一押しをしたからこそ、カスミちゃんは帰ってこれたし、助手君への気持ちに真っ直ぐ向き合うことが出来たんじゃないかなぁと思っています。


言いたかったことをくっそ簡単にまとめると、

 

引っ込み思案のかすみちゃんが歩き出せる勇気をもらったのは、自分自身の鏡像で、前を向いて進めるようになったのは彼女にとっての大きな成長。

ということですね。

 

 

3.壮大な推理物語の序章が走り出すのであった~まとめの章という名のあとがき~

 

ここまで色々と語ってきましたが、そろそろ〆に入りたいと思います。
★6カスミちゃんはカスミちゃんと過ごした時間が全て詰まっているんです。
私なりに感じて考察したことを今回こういう形でまとめさせていただきました。
なので、このブログ記事がカスミちゃんに対しての解釈として正解ではないです
正直、この記事をここまで見て下さった方と意見を交換し合いたいみたいな感じです。

カスミちゃんが好きになったキッカケはあまり覚えていないんですが、多分推し続けて二年か三年くらい経ったのは覚えています。
引っ込み思案だけど謎と聞けばまっすぐすぎる程に突っ走ってしまう。
故に、疲れて折れてしまいそうで、不安定だからこそ隣で支えたくなる。
そんな彼女の不器用ででも真っ直ぐな生き様に惚れて今ここにいます。

彼女が好きだからこそ、いっぱいその魅力を言語化して伝えたいなと思って色々してきました。
今回は★6開花を機会だと考えて、いつもはTwitterで語っていることを、ブログとしてまとめてみました。
あかすいのカスミ観に付き合っていただきありがとうございました。
この他にも考察することは結構あるんですが、霧原かすみという少女はこういう子なんだ!!という入り口になってほしいなと思ってこの記事を書いているので、今回は突っ込みません。
またふせったー辺りで駄弁ってると思います。ていうか駄弁ります。

 

さて、このチャプターのタイトルの言葉で今回は〆させていただきたいと思います。

 

こうして、プリコネとかすみの 初めての事件は幕を閉じ、世界の謎を解き明かす 壮大な推理物語の序章が 走り出すのであった──

プリンセスコネクト!パートナーストーリー三話より