霧原かすみぃ······

霧原かすみぃ······

7/14 ほんまおめでとう!!!!

どうも、あかすいです。
いや、久しぶりですね。
時の流れの速さを感じます。
ほんまあほ。ブログ書くことにエネルギー使うより、お絵描きとモンハンにエネルギー使ってました。
全部俺が悪い。

というわけなんですけど、このサブタイトルで察してる人もいるんじゃないですか?
そう、今日7/14は私のおともだちのいぬこパイセンが執筆してる、ガンダムビルドデューラーズ清掃員外伝投稿から1周年じゃないですか!!

syosetu.org

ほんまおめでとう!!
生まれてきてくれてほんまありがとう!!!!

 

とか偉そうに言ってますが、実は作者のいぬこさんから言われるまで気づきませんでした。
お前いねや!!!!(ノルマ達成)

んでね、これ霧原かすみぃ···って言ってる場合じゃねぇ!!ってなって急遽筆をとることにしました。

 

清掃員めちゃくちゃ好きやからな、しょーがないねん。
それでは、そろそろ熱いラブレターをどうぞ。

 

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──夢を見ていた。遠い、春の夜の夢を。
一人の少年との出会いが清掃員であった男の運命を動かした。
少年の夢へのひたむきさは、男が忘れたフリをしていた夢へと、もう一度手を伸ばすきっかけとなった。
男は、夢を掴むために男だけの道を歩んでいく。
数多の壁にもぶち当たった。何度も、何度も挫けそうにもなった。

だが──男には譲れないものがあった。

譲りたくないものができていた。
それは遠い昔の約束、あるいはもう一度掴みたいと願った自分に差し伸べられた数多の手、あるいはあの少年との約束。
そこに闘う理由があったから、彼は足掻き続けられた。

そして、男は飛び立った。世界へ羽ばたきたいと願い、無限の翼を広げて。
最強のデューラーもとい、義兄との直接対決。
世界中の人が見ている大きな場所で、トロフィーをかけて戦った。

結果として、男は春の修羅を破った。
そのままの勢いで、世界へその姿を顕現させた皇帝。

皇道を貫き通した。その男の名は────『イヌハラ·フウト』という。

 

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「ユウ君達、この時点だと忙しいやろうしな〜」

 

そういいながら、おずおずと荷物をまとめている少年が一人。
もはやヘアースタイルとして確立されている寝癖。
明るさが溢れている満面の笑み。
そして、関西弁と標準語が混ざったようなしゃべり方。
少年の名前はテンマといった。
そんなテンマだが、彼の片目は一部青色に染まっており、髪には金色が混ざっている。

彼がここにいるのには理由があった。
特異点を待っていたのだ。
数多の世界を巡り、未来の道しるべと過去で出会い、夢という形で想いを繋いで、そして今は世界を旅する、ただの──

赤いバイクが通った。
バイクの運転主は彼の姿を見て、思わずブレーキを強く握ってしまう。
ここが田舎道だから良かったものの、下手したら大事故だ。
赤いヘルメットを脱ぎながら、その男は聞いた。

「お前は、まさか······」
「久しぶり、やな」

イヌハラ·フウト。
彼の旅の途中で、交差点は再び繋がる。

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「にしても、久しぶりやな~」
「久しぶりって、言われてもなぁ~」

フウトの目の前には青年がいた。
名をテンマという。
世界大会に向けて特訓を重ねていたある日のこと、彼は夢枕に現れてとある世界へと連れて行った男だ。
義兄の言葉を借りるなら、まさしく春の夜の夢のような儚い世界。
しかし、やさしくもあったあの世界は、みんなの輝きが新たな答えを導き出したのだ。

「で、用件があるんだろ?わざわざこんな場所にいるんだから」
「おぉ!!ようわかったな!!」

そういうと、彼はおどけたように言う。
···なんか、あの時いた金髪の男と似てきてるような気がする。

「用件というかさ、イヌハラ·フウト」
「············」
「ヒナセ·シイナがピンチになってる」
「────ッ!?」

ヒナセ·シイナ。
この旅に出る前にジャスティスカイザーを託した女だ。
フウトのライバルでもあり、待っていてくれる大事な人だ。
そんな彼女がピンチだという。

「どうして?」
「う~ん······正確には、俺にもあんま見えてへんねん」
「見えてないって?」
「ここにいる俺自身はさ、フウトをあの世界に連れて行った俺じゃないんよ」
「は?」

この期に及んで意味が分からない。
ともかくだ。

「でも、信じてほしい。新たな世界でもみんなが戦ってる」
「新たな、世界······」

そう、そこは新たな交差点。
新たに集められた、奇跡の世界。

「それに、フウト。君はもう特異点なんよ」
特異点······?」
「そう、君はいろいろと時空を超えすぎてしまって、世界の壁が緩くなってしまってる」
「なるほど······」
「だから、直接救援に行けるのは君と俺の仲間くらいなんよ」

こういわれると、すごく納得したような気がした。
時空を超えたという認識はあまりないのだが、夢という形でいろんなデューラーと繋がった記憶なら、確かにある。
そう、全ては繋がっている──

「わかった。助けに行く」
「行ってくれるんか!!」
「おう、任せろって!!」

正直不安だ。
次は何が起こるかわからないから。
でも、きっと信じている。
このみちは、これからも続いていくのだから。
男は旅をして、繋がり合い、交わり合い、そして何度も繋いでいく。
これは、彼にしか出来ない繋がり方。そして、歩き方。

「さあ、行こうか──カイザー!!」

かつて、高校生デューラーだった時に使っていたカイザーを懐から取り出した。
このカイザーには確かな力を感じた。
そう、何かしらの因果で接触することになった、太陽神の力を。
あり得ないこの力を利用すれば、きっとシイナの元にまで飛べる。
この古びたカイザーもまた、『ジャスティスカイザー』の名を冠しているのだから。
無限の翼は、彼自身が既にもっているから。

「ほんまごめんな。何度も巻き込んで」
「気にするなよ。それに、お前だって世界、救っただろ?」
「······そう聞いてるよ、俺自身から」

にかっとした笑顔と共に、フウトの姿は光に包まれ、空へと消えていった。
待っていてくれた彼女を、今度は自分から迎えに行くために。

イヌハラ·フウトの道は続いていく。
たとえ、ここで語られた交差点を通らずとも。
この交差点を通っても。
無限の翼はどこまでも。どこまでも。

羽ばたいていく。

ガンダムビルドインターセクション清掃員外伝
Universe of the Infinity》














ここまで見てくれて、ほんまありがとう!!!!!
なんか久々に小説書いたのでちょっと疲れました。訴訟。
まままま、ええやろ(何が?)
テンマも特異点みたいなもんなのですが、よう考えたらフウトもなんか未来の人物とあったり、ライバルと夢の中で繋がっていたり、結構次元移動的なのしてるよなぁって思って、今回の小説では特異点っていう扱いをしました。

実際、イヌハラ·フウトはそういうもんだと思うんですよね。
しがない清掃員なはずなんですけど、でもやる時はやる男。
そんでもって、彼は旅をしているんですよね。
もちろん、ガンプラの楽しさを世界に広めに行ったりとか、時にはテンマのヘルプに答えてなんか行ったりとかもしてそうやなって。
テンマとフウトってあの件から腐れ縁できてそうよなぁっていうお話でした。
この話はあくまで非公式なので、最後はああいう表現をさせてもらいました。

つらつらと書きましたが、改めて清掃員一周年おめでとうございます。
GBN編も過去編も楽しみですので、これからもいぬこさんにはお体に気を付けながら毎秒投稿してください。
ちなみに、清掃員で一番好きなキャラはもちろんフウトです。
みんなも清掃員、読もう!!


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ホモは二度刺す(URL)