霧原かすみぃ······

霧原かすみぃ······

カスミ★6キャラストはカスミちゃんの全てが詰まっているという話をしたい(ネタバレ注意)

カスミちゃんの★6キャラストはカスミちゃんの全てが詰まっているという話をしたい!!!!!!!(開幕出オチ)

どうも、ブログという場で筆を執るのは一年ぶりの赤い彗星です
さて、ブログタイトルと出オチで言った通りなんですけど、先日カスミちゃんの★6才能開花が解放されたんですよね!!

 

 

これによって、そのキャラについてより深く知ることが出来る『キャラストーリー』に追加が来たんですよ。
その追加分が、一言で表すなら『カスミちゃんの全てが詰まっている』なんですよ。
じゃあ、どの辺が詰まってるねんっていうことなんですが、ぼちぼち語っていきたいと思います。
めちゃくちゃ濃度が濃いオタク語りと普通にネタバレありなので、ネタバレはやだ~!!って人はブラウザバックしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.『また会えてうれしいです』~キーリちゃんから見るシナリオ構成~

 結論を先に申し上げると、カスミちゃん9~12話のシナリオ構成は『カスミちゃんという少女の転』なんですよね。それがわかりやすく描写されていて、なおかつ今回の物語のメインとなるキャラこそが、キーリなのです。
 カスミというキャラを語る上で絶対に外す事が出来ない彼女ですが、今回追加された9話から12話ではかなり密接に関わってきます。
 同時に、カスミちゃんのキャラストーリーで舞台装置としての役割も果たしてくれました。9話からその存在感を見せるキーリ。

 

 

キーリを求めて、カスミシャドウを探し続けてきたカスミちゃんは、ついにカスミシャドウと遭遇。
この、キーリを求めてしまう彼女の理由が未練なの、彼女らしさが滲み出ているんですよね。
しかも、笑顔で分かれることが出来なかったという15歳の少女にとってはあまりにも重すぎる未練。

 

 

ここは★6解放前の私の考察(?)なんですが、シャドウの正体を追う5話以降の事件は、未解決事件のままがいいな~なんて思ってました。
理由としては、このシャドウ事件は助手君と初めて出会って初めて担当した事件であると同時に、現時点描写されている中では未解決なまま終わっている事件なんですよね。
だからこそ、謎を解き明かしたいカスミちゃんの中では靄のように残る=キーリを絶対に忘れない、というビターエンド的な考察とか展開とかを考えていたんですが、まさかこの残った靄を未練として回収されたのはシンプルにちびりました。

カスミちゃんの口から何度も紡がれる未練という言葉。
世界の謎に迫りたい、未解決な事件のままじゃ終わらせたくない。
そんな理由も抱きながらも、やはりあの場で“自分自身”に向き合うきっかけを作ってくれたキーリ、もう一人の自分を求めてしまうのは当然の摂理なんだろうなと胸の中でストンと落ちてました。

 

 

 

シャドウを出会って何がしたかったのか、それはケジメをつけるというカスミちゃんにとってシンプルでとても難しいことでした。
キーリちゃんと出会った時も自分自身の声を聞いて攻撃をやめてしまったわけですが、これをなぞる様に自分自身のシャドウを倒すことによってキーリはいないと証明するという、とんでもない荒療治をしようとするわけですね。
しかし、拭いきれない"未練"が足枷となり、シャドウに襲われて心が抜かれてしまいます。

 



とここで、キーリちゃんの再登場!!
そして、いきなりシナリオの構成の話に戻ってくるんですけど、ここがマジですごいところなんですよね。

 

カスミちゃんがシャドウを探していた(読んでいたら何となく想像はつく段階)

→カスミちゃんシャドウに喰われちゃった!?

→キーリちゃんが依り代にして出て来た!?

 

っていう、ここで既に2回くらい転してるんですよね。
起承転結の起で既にそれくらいしてるので、これからもっと転します。
自分自身の存在について疑問符を持ち出してきて、転機になるキャラ。
それがキーリちゃんなわけなのです。

 

転機というと、11話12話にもあります。
11話は一緒に話したいことがあるので、12話から話すんですけど。
まずは8話の、キーリちゃんを看取る瞬間のカスミちゃん。

 

『お願い、どうか消えないで』
カスミちゃんはこの時、キーリちゃんの生存を願いました。


アメス様に保護されたことは、この8話で説明されています。
さて、これを踏まえての12話。
カスミシャドウに囚われたカスミちゃんの心に接触するキーリちゃんなんですけど、

 

 

ここはシナリオの転の一つなんですが、めちゃくちゃ熱すぎてあっつぅ!?しか言ってませんでした。
何が熱いかっていうと、元々キーリの生存を願っていたカスミちゃんを、今度はキーリちゃんが生存を願い、助けに来たっていうのが本当に王道な展開すぎて、熱すぎるんですよね。
転の部分としては『カスミちゃんとキーリちゃんの立場が逆転した』という部分があげられます。

元々、カスミちゃんのほうが存在として強かったんですが、キーリという一個人がカスミを助けにくるっていう構図が、シャドウから生まれた人格がここに来て、カスミちゃんと並び立ったっていうのも追加で熱いです。
ここにカスミちゃんとキーリちゃん、二人の魅力が詰まっていると思います。

 

ここでキーリちゃんについての魅力も話したいんですけど。
カスミちゃんと鏡写しって感じで、よくセットにされがちなのですが、カスミちゃんと近しいものであるけど、別の存在であるというのも、9話と10話で説明が補強されているんですよね。
前者のものは、10話のキーリちゃん。

 

キャラストーリー10話より

 

これはカスミちゃんと似ているところで、人見知りな部分がキーリちゃんに継承されているのが分かる場面ですね。

 

カスミちゃんキャラストーリー1話。

 

まだ騎士君と出会う前です。
お喋りは得意じゃない=人見知り、コミュニケーション力不足。
そんな彼女が、一人で聞き込みを頑張っていたのがわかります。
かわいいね。

そして後者、絶対的に違う部分。
カスミちゃんと違う部分としてはここらへんが上げられます。

 

水着カスミ1話



カスミちゃんはネコチャンを探す依頼を、探偵としてスマートに解決してみせてるシーンですね。この他にも、小さいもめごととかも解決してみせてます。
そして、ここの比較対象になるのが10話のキーリの猫を掴まえる場面ですね。

 

 

まさかのフィジカルで解決しちゃうキーリちゃん。
いや、迷い猫捜索じゃなくて、逃げた猫の確保なんですけど、カスミちゃんだったら多分フィジカルで解決するよりも、逃走ルートを絞らせて助手君を使って確保するっていうスマートな解決法を選ぶと思うんですよね。
ここらへんで、二人の違いが分かるのがとてもいいんですよ。
似てるけど全くの別物、完全なる鏡像ではないっていうのが。

 

なんかダラダラと語ってしまいそうなので、次に行きたいと思います。

 

 

 

2.『自分自身の真実を、解き明かさなきゃ』~★6に繋がった君との時間~

 

本記事のタイトルにあるように、カスミ★6キャラストーリーはカスミちゃんの全てが詰まっているという話をしたいと言いましたが、ここでお話していきたいと思います。
さて、全てが詰まっているというすごく曖昧な表現をしているわけですが、全てってなんなん?と聞かれれば、私は文脈と答えます。
今までのカスミちゃん、特に9話以前の話や水着カスミちゃんから、積み重ねてきた彼女との時間があらゆる場面で繋がってくるのです。

 

ガンガン紹介していきたいので行きますね!!
まず、この女あざとかわいいポイントの文脈なんですが、

 


これは絆ランク演出3の時のカスミちゃんです

 

この二枚はカスミ(マジカル)の4話の最初らへんです

 

そして、今回追加分の11話の霧原かすみちゃん

 

ここ本当にかわいくて、関係性が移り変わって素直になれない思春期少女の側面が出まくりなんですよね。
絆演出3の時点ではまだ文字通りの探偵と助手の関係なんですが、キーリとの別れんおあとであるマジカルでは、素直になれないが故に前は言えたことが言えなくなるっていうかわいらしいところを見せてるんですよね。
そして、11話。
ここも本当にかわいくて。
事件を先輩と解き明かした後、キーリちゃんに語るという体で相性がいいって言ってるわけなんですよ。しかも結論が飛躍し過ぎかな?ってそれって結婚ですか?????
先輩の前では絶対に言えない一言を飼い猫にぽろりとするあざとい女……いいぜ。
ここらへんの話は★6開花記念で作ったダイマ(下記リンク)でも話してるので、多分知ってる人は知ってるんじゃないかなぁと思います。

 

 

どんどんいきます!!

 

これは3話の助手君と捜査に出かけるカスミちゃんです

 

これは絆ランク演出10のカスミちゃんです

 

これも相性が~系のあざとかわいいカスミちゃんなんですけど、助手君を意識してしまったからこそ『デート』っていう3文字に対してこういう反応をするようになったっていう、文脈が本当にかわいいんですよね。
シャドウについて調べる事件や魔法少女、水着でのイチャイチャも含めて全てが繋がってこのデートっていう言葉に照れてしまうカスミちゃんが生まれたと思うと、なんだか感慨深いです。

 

これはキャラストーリー4話のアメス様の発言ですね

 

そして、11話

 

ここは文脈というより、元々あったアメス様の発言がウラが取れたってところでめちゃくちゃ嬉しくてめちゃくちゃかわいくてめちゃくちゃ狂ったところですね。
今まで助手という立場もあって、どちらかというカスミちゃんが主体として動いていて、ほめ言葉はあってもえらいとか上からの言葉が多かったんですよね。
かすみちゃんの口からこの『先輩、かっこよかったなぁ~』が引き出されたのは、本当にうれしかったです。本当にかわいい。

 

さて、ここからはシリアスな方向でカスミちゃんの文脈を見ていきます。
まずはこれですね。

 

キャラストーリー8話より

 

こちらは11話

この、『灰色の青春』っていう文脈が繋がってくるんですよね。
これは自分の考察も含まれるんですが、青という色が使われてる言葉に敢えて灰色って付け足すの、かすみちゃんの自虐も含まれてるのかなぁなんて考えていたんですが、そんな彼女が先輩と出会って高校でお悩みを解決していく過程を『色がついたような気がします』と彼女の口から明言されたっていう事実が、彼女の成長であり関係性の発展を示す一言としてとてもいいんですよね……
この一言が現実世界でのかすみちゃんと先輩の時間の積み重ねの証左となっているわけですね。

 

これは★6開花追加分での文脈なんですけど。

 

 

11話と12話でかすみちゃんの中での心境が変わったっていう文脈ですね。
ここからは考察なのですが、かすみちゃんは自分でも認めるほどの引っ込み思案であることは、度々彼女自身も口に出してきています。
彼女の考え方としては、事件は事件として過去に流せるけど、人間関係はめちゃくちゃ過去を見つめなおして反省してしまう、オフ会の後のオタクみたいな人間なんだと思うんですよね。
それがシャドウの事件、そこで助手君との人間関係と同時に、彼と一緒に育んだキーリちゃんによって事件から自分自身と向き合うという人間関係の問題にシフトしてるわけなんですよ。

 

9話のカスミちゃんの独白より

 

単純に、自分自身の姿をして探偵という仮面に隠した自分自身の言動をするキーリちゃんが消えた喪失感というのもあると思いますが、心を開くのが難しい彼女にとっての拠り所が消えてしまったとも取れるんですよね。
だからこそ、カスミちゃんは未練を残していたのかなぁなんて考えてます。

 

そんな未練たらたらなカスミちゃんが、色々片付いた後に前を向きたいというポジティブな言葉が飛び出してきたのは、ケジメをつけれたからこその成長なのかなぁと思いました。
はじめはいなかった助手君と一緒っていうところも含めてですね。

 

めちゃくちゃ長く語ってしまったのですが、次で最後。
いわゆる、一番言いたいところですね。

水着4話のラスト

 

まずここで見て欲しいのは、水着カスミちゃんの『謎』は=胸の高鳴りという文脈ですね。
どうやら胸の高鳴りの謎はわからない→いつかちゃんと暴いてみせる
という、恋心に自覚していないように見えるような文面です。
ここからは自分の考察なのですが、ここのカスミちゃんは答えをロジカルに導きながら、しかし心内にしまったんじゃないかなと考えています。
少なくともこの時点でそんな顔は多分出来ないと思うんですよね、分からなかったら。

水着絆ランク演出7

 

水着カスミちゃんの絆ランク演出でもこんなことを言えないと思うんですよね。
引っ込み思案もあるし、水着に関しては色々やらかした負い目とかもあって、今は言うべきではない、言えない、そういった建前を作り出したんじゃないかなと思ってるのですが、それをぶち壊したのが今回の★6開花エピソードなんですよね。

絆ランク演出11

 

絆ランク演出12

 

助手君に抱く気持ちに答えを導きながら、助手君の謎が深まる=彼の新たな一面が垣間見える。
全て解き明かされてしまった=遠回しな彼女なりの告白。

 

カスミちゃんの謎という言葉だけでも、これだけの派生があるんですが、このあざとかわいい系ヒロインは★6だけで何回も告白してるんですよね。
カスミ、俺達結婚してた???????????????

 

さて、今までカスミちゃんの『謎』という言葉の裏返しについては散々語ってきました。
ここで、水着カスミちゃんの気持ちをワザとしまっていたという話に戻ってくるんですけど、この★6が来る前の建前をぶち壊すシーンが11話にあるんですよね。

 

 

キーリちゃんから背中を押されたかすみちゃんが、まさか告白するという決断を下すわけなんですよ。
これの何がやばいかって宇宙創造くらいやばいです。
そして、ここで『想い』という言葉が使われているわけですが、なんか聞き覚えありませんか?

www.youtube.com

 

そう、カスミちゃんが初登場して初歌唱したイベントEDのタイトルが『未解決な想い』なんですよね。

その秘密 暴いてみせようか? もういっそ認めたまえ! ロジカルに紐解けば 君もわかるさ
(未解決な想い1番より)

 

実はここの歌詞、カスミちゃんの歌唱パートなんですけど、なんかもうこう、鏡を見てくれって感じのことを歌ってるんですよね。
この歌詞があるからこそ、水着カスミちゃんの時は敢えて言っていないという考察をしたわけなんですよね。

じゃあ、何故そこまで踏み切ることが出来たのか?
相変わらず考察なのですが、キーリちゃんはカスミちゃんのほんとの気持ちを駄々洩れにする(言い方)からこそ、かすみちゃんの背中を押せる唯一無二の存在なのだと思いました。
これがシオリちゃんやマコトさんだと、ただの探偵と助手っていう言い訳が出来てしまうので、踏ん切りがつけられないんですよね。
素の自分自身に近い存在に言われるからこそ、この決断に至れたのだと思います。

 

画像

キャラストーリー9話より

 

カスミシャドウに喰われたときに、こういうことを考えていた影響もあるとは思います。
しかし、キーリちゃんが最後の一押しをしたからこそ、カスミちゃんは帰ってこれたし、助手君への気持ちに真っ直ぐ向き合うことが出来たんじゃないかなぁと思っています。


言いたかったことをくっそ簡単にまとめると、

 

引っ込み思案のかすみちゃんが歩き出せる勇気をもらったのは、自分自身の鏡像で、前を向いて進めるようになったのは彼女にとっての大きな成長。

ということですね。

 

 

3.壮大な推理物語の序章が走り出すのであった~まとめの章という名のあとがき~

 

ここまで色々と語ってきましたが、そろそろ〆に入りたいと思います。
★6カスミちゃんはカスミちゃんと過ごした時間が全て詰まっているんです。
私なりに感じて考察したことを今回こういう形でまとめさせていただきました。
なので、このブログ記事がカスミちゃんに対しての解釈として正解ではないです
正直、この記事をここまで見て下さった方と意見を交換し合いたいみたいな感じです。

カスミちゃんが好きになったキッカケはあまり覚えていないんですが、多分推し続けて二年か三年くらい経ったのは覚えています。
引っ込み思案だけど謎と聞けばまっすぐすぎる程に突っ走ってしまう。
故に、疲れて折れてしまいそうで、不安定だからこそ隣で支えたくなる。
そんな彼女の不器用ででも真っ直ぐな生き様に惚れて今ここにいます。

彼女が好きだからこそ、いっぱいその魅力を言語化して伝えたいなと思って色々してきました。
今回は★6開花を機会だと考えて、いつもはTwitterで語っていることを、ブログとしてまとめてみました。
あかすいのカスミ観に付き合っていただきありがとうございました。
この他にも考察することは結構あるんですが、霧原かすみという少女はこういう子なんだ!!という入り口になってほしいなと思ってこの記事を書いているので、今回は突っ込みません。
またふせったー辺りで駄弁ってると思います。ていうか駄弁ります。

 

さて、このチャプターのタイトルの言葉で今回は〆させていただきたいと思います。

 

こうして、プリコネとかすみの 初めての事件は幕を閉じ、世界の謎を解き明かす 壮大な推理物語の序章が 走り出すのであった──

プリンセスコネクト!パートナーストーリー三話より

 

 

『未解決な想い』とキャラストなどから考える、カスミという少女。後半戦

どうも、赤い彗星です。
こちらの記事は後半となっております。
プリコネの推しであるカスミちゃんについてガチで語っていきますのでよろしくお願いします。
前半戦はこちらから↓

siriusd.hatenablog.com

 

前回に注意点は書いたので、さっそく本題に入らせてもらいます。ていうか速く語らせろ(憤怒)
それではどうぞ。

 

 

3.素顔の私、気づけるかな?

歌詞はめちゃくちゃ飛んで、二番の冒頭から。
ここは一番の対比なのか、カスミちゃんパートから始まるんです。
つまり、何がやってくるかというと、””です。

 

調査の価値はありそうかい? 素顔の私 気づけるかな?
目に見えるものが全てだと 決めつけるならまだまださ

 

 

 

私が一番語りたかったところですっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

いや、なんで一番語りたかったところかといいますとね、ここの歌詞に霧原かすみカスミという少女の全てが詰まっていると言っても、過言ではないですからね!!
ここの歌詞をカラオケで聞くと、エモさが増して私自身が歌えなくなって何度もリタイアするくらいにヤバいところです。いや、マジでカスミちゃん。

 

未解決な想いで話したいところの九割ここなんですよね。アホやろ。アホでしたわ。
すいません、取り乱しました。こんな感じで取り乱してしまうので、ここのパートは危険物なんですよ。
全部カスミちゃんが悪い。


カスミちゃんのキャラストーリーの流れとして、『助手君との出会い、信頼関係の構築(前編)』『霧原かすみという少女の本質、演じる自分と本当の自分(後編)』という二本立てだと思ってるんですよね。
ここの歌詞は、特に後編の部分がより色濃く出ていると思うんです。
あと、この後編の部分というか、霧原かすみという少女のテーマとしては、前作から引き継がれているところが多々あるんですよね。
彼女の言葉から引用させてもらうと、『目に見ている事柄を全てだと思うな。それは一面でしかない』というものがあるんです。
この、前作から続くものを含めて、より詳しくまとめてみようと思います。

 

『探偵の鉄則その1』

 

『目に見ている事柄を全てだと思うな。それは一面でしかない』
前作、プリンセスコネクト!内で、カスミちゃんが『相棒』だったころの騎士君に教えた、探偵の鉄則その1です。
カスミちゃんは前作が終わる前、最後に実装されたキャラなので、これ以上の鉄則を聞けることはありませんでした。
しかし、この唯一教えられた探偵の鉄則その1、これがRe:Diveにおいて、カスミちゃんの根幹として、テーマとして生き続けているんです。

特に色濃く出てくるのが、キャラストーリー5~8話。
概要を簡単にまとめると、助手君とシャドウの調査をしていたのですが、結果が出ずにその日で張り込みを最後にしようかというとき、カスミ自身の姿をしたシャドウが出現。
シャドウを捕獲した後、キーリと名付け研究していく中で······っていうお話です。

カスミちゃんのキャラストーリーって実は、プリコネでは稀なシリアス系なんですよね。
特に、実装当時はメインストーリー第一部で、シャドウってなんぞや?の状態だったので、そういう意味でも一つの回答だったんじゃないかなって思います。
そもそもプリコネ内のシャドウって何ぞや?って話なんですけど、私的には世界の再構築が行われた際に、記憶の植え替えの時に省かれた記憶が形となって現れたバグなんじゃないかなって思っているんですよね。

こう思った理由としては、やはり前述したカスミシャドウ、もといキーリの存在がデカいですね。
キーリは出会ってカスミちゃんが捕獲する際に、『私の他にも、探偵がいたんですね』『忘れちゃったんですか、探偵の鉄則』と言っています。

このセリフは、前作のカスミちゃんのキャラスト第三話で似たようなことを言っています。
前作だと、『私の他に探偵がいるんだ』『お教えした探偵の鉄則、忘れてらっしゃいますよね······?』と言っています。
そう、過去の記憶を再生しているんですよね。

だからこそ過去の残滓、カスミちゃんがあこがれの探偵という仮面で覆っている『霧原かすみ』という少女、その本質が記憶の残滓を元に生まれたものがキーリというわけなんです。


カスミという探偵と、霧原かすみという内気な少女。
この二つの顔、思春期の少女が生んだ憧れの姿と等身大の自分自身。探偵の仮面を取った自分自身がそこにいるとなれば、耳と目を塞ぎたくなるのも当然なのかもしれません*1*2

また、その後には『あれは、私の理想像なんです』とキーリは言っています。
これも前作で似たようなことを言っていて、アストルム内の自分自身の立ち振る舞いについて『······恥ずかしながら、あれは私の理想の姿なんです······』と霧原かすみちゃんは言っています。


今作内だとここの記憶は綺麗に置換されていて、第七話にてキーリを前にして、カスミちゃんは『ソロで活動していたころから、周囲に侮られないように突っ張っていた』『名探偵という虚飾で、弱く傷つきやすい己を庇護しながら』と自身について語っています。助手君にキーリと言動が似ていないってツッコまれた際には『まぁ、私はキャラをつくってるからね』と認めています。

憧れ名探偵を演じて、まだ探偵としては幼い自分自身、そして、思春期である自分自身の心を守るため、この名探偵を演じるという行為が行われていたっていうことになっています。
これが世界の修正力の力なの············?

 

『どちらも私で、切り捨てることはできない』

 

ここまで言えばわかると思うのですが、こんなん前作の記憶がない状態のカスミちゃんが、目の前で胸の内を暴露されるなんてもはやテロなわけで。*3
ちなみに、前作でもリアルのほうでおとしやかすぎて、自身の言葉で言えないから相棒の力を借りて、謎解きを開陳するシーンもありました。*4
こんな自分だから、ゲームの中では憧れをロールプレイしたかったんですよね。

 

でも、カスミちゃん自分自身、つまりキーリを嫌いかと言われたらそうじゃないんですよね。*5
今までさんざん言ったくせになんでだよ、って思うかもしれませんが、これもカスミちゃん自身が言っています。

まずはキャラスト七話の下選択肢内にあるセリフが語っています。
『好き嫌いかでいうと、明確に好きだね』
『我々は自分に似ているもの、共通点のおおいものに親しみを抱く。それは人間の本能で、必要な機能だ』
『自分を好きでいなければ、呼吸をすることもできないよ』

同時に、キーリをこう言っています。
『キーリは、私の外に構築された「私自身」だ』
『あぁ、私はこんなにも······か弱くみじめな、女の子なのか』

自身をか弱い少女と評しているわけですね。
か弱い少女だからこそ、憧れをロールプレイをしていると前述しましたが、最後にお見せしたいのはこれです。

『幼いころからあこがれている、理想の『名探偵として』振る舞っているんだ。もちろん、それもまた私だ。キーリのような、儚く弱々しい私も私だ。どちらも私で、切り捨てることはできない。』

 

キャラストーリー七話終盤、助手君にこう語っています。
キーリと出会って、改めて自分自身について考えて、この答えを導き出した霧原かすみという少女。

だから、私は彼女のことを『愛している』のです。
私達の現実でもそうだと思うんですが、日々色んな仮面を使って現代社会を生き抜いている(めちゃくちゃ大げさですが)と思うんですよね。
その仮面の中に覆い隠した、本当の自分自身を認めるっていうのは、人によってはきっと、とっても難しいことだと思うんです。
実際、彼女自身もコンプレックスを赤裸々に語られてるって言ってるわけですし。
でも、自身がコンプレックスだと表現したそれを、嫌いじゃないと言い、さらに明確に好きと表現し、仮面をかぶった自身もその奥にいるおとしやかな自分自身も、全て私で、切り捨てることは出来ない。
この答えを、思春期真っ最中の15か16の少女が導いたんですよね!?

 

いや、ほんまなんというか、愛してます本当に。
切り離せないからこそ、好きだと言って認める。
たぶん、この思春期だと難しい決断なんだと思うんですよ。
それを彼女自身が選んだのが、本当に好きなんですよ。

 

まとめ:『素顔の私』

 

そんな自分自身。気弱でか弱い自分自身を『素顔の私』と表現し、『気づけるかな』と問いかけてくるんですよね、未解決な想いの二番。
これは本当に、自分の想像なんですが、コンプレックス(大事なことなので二回)とまで言っていた、本来の自分自身を助手君に気づいてほしい、そういったニュアンスも含まれているような気もするのです。
だって、この曲の名前『未解決な想い』ですからね。
まだ一面でしか捉えられない助手君からしたら、カスミちゃんの素顔の私に気づくなんてことは、きっと、だいぶ先のお話になると思うんです。

 

だからこそ、この歌詞はとても美しく、霧原かすみという少女全てが詰まっていると表現したんです。
未解決な想い、カスミちゃんの魅力、ここに九割詰まっているのはガチです。
だって、そうじゃなければここまで語っていない。
つまるところですね························もう九割語っちゃったってことでもあるんですよね······
このアホ、何晒しとんねん*6

 

私自身も、すっげぇ勢いで語って息切れしているところもあるし、多分読者のみんなも付いていけてるかもわからないので、今回はこの辺で終わらせます。
まとめると、カスミちゃんはとにかくとてもいい子なのでキャラストを読め!!!!!ていうお話でした。ちゃんちゃん。
次に話すとすれば、多分カスミとキーリの関係性のエモさとかになると思います。

それでは、ここらへんで~

 

columbia.jp

 

購入して二番の出だしのエモさで身もだえろ全人類。

*1:キャラスト五話『私と同じ声で喋るな!なぜか不安になる!』たぶん世界の修正力も働いているセリフ

*2:キャラスト七話『己の自信がないものにとって、鏡を見つめ続ける行為は苦痛でしかない』

*3:キャラスト七話『何だか自分のコンプレックスを、赤裸々に暴かれている気分になる』

*4:前作パートナーストーリー第三話参照

*5:キャラスト七話『好きとか嫌いとかの話ではないよ、助手君』

*6:ほんまごめん、全部俺が悪い。

『未解決な想い』とキャラストなどから考える、カスミという少女。前半戦

どうも、赤い彗星です。
今回は結構ガチで書きたいと思っているので、冒頭のあいさつはいつものではありません。

さて、さっそく本題に入らせてもらいましょうか。
今回は久々にガチで私の推しである、プリンセスコネクトRe:Dive(以下プリコネ)に登場するキャラクターの1人である、カスミちゃんについて語りたいなぁと思い、タイトル通りのものを書こうと思いました。
題して、


『未解決な想い』とキャラストなどから考える、カスミという少女


テーマとしては単純明快。
『未解決な想い』とは、プリコネのゲーム内イベントである『王都の名探偵 嘆きの追跡者ストーカー』のエンディング曲として公開された楽曲で、同じギルドであるマコトとカスミのデュエット曲であります。
この曲が毎度の如く、クオリティが高いんですよね。
今回はこの、『未解決な想い』の歌詞や、キャラストーリーなどからカスミという少女について、考えてみようと思います。

あえて考えるという表現を使った理由としては、これはあくまで私のカスミという少女について考えたものであるという意味を込めています。
人によって、カスミ観は必ず違うと思います。概ね同じだとは思うんですけど。
しかし、それはそれ、これはこれです。
ここらへんは、これからのカスミ学の発展のために、この記事ではあくまで私、赤い彗星のカスミ観を見る程度に読んでくださるとうれしいです。

注意点としては、

  • みなさまにカスミという少女をわかりやすくする縛りとして、この『未解決な想い』が出たイベント、『王都の名探偵 嘆きの追跡者ストーカー』とカスミちゃんがプリコネで登場したところから、以前の文献のみを参考にさせてもらいます。(ミスティカスミなどは資料の範囲外)
  • 前作である『プリンセスコネクト!』は『無印』、『Re:Dive』は『プリコネ』表記とさせてもらいます。
  • 歌詞は『未解決な想い』から引用をさせてもらいます。また、一部の歌詞などは飛ばさせてもらうことがあります。
  • 今回はあくまでカスミちゃんの考察をするものであり、マコトはカスミちゃんの考察においての大事な相方として使わせてもらいます。
  • カスミメインであるということをご理解してください。
  • 今作、前作、イベントストーリー、キャラストーリーなどのネタバレが多分に含まれています。見たくない方はブラウザバックをお願いします。

    目次

 

1.ロジカルに紐解けば、君もわかるさ

最初に言いましたが、この曲は同じギルドの仲間であるマコトとのデュエット曲です。『未解決な想い』はこのマコトのパートから始まります。

 

すぐケンカ腰でしかめっ面 素直になれない 空回り
胸につかえた この気持ちが 自分でもまだ理解わからない

 


ここの歌詞のマコトちゃんかわいいですよね。
歌詞を見ればわかると思いますが、ここでの気持ちは恋とかそこらへんの感情を表したものだと思うんです。
これが前提としてあって、次にカスミちゃんのパートが来ます。

その秘密 暴いてみせようか?もういっそ認めたまえ!
ロジカルに紐解けば 君もわかるさ


ここなんですよね。
ここすっごい重要というか、カスミちゃんが助手君に対して、恋をしていると分かる歌詞なんですよね。
なんで?っていうと、注目するのは後半の『ロジカルに紐解けば 君も分かるさ』です。
”君も”っていうと、それはつまり、自分も理解できるからこそ出る言葉だと思うんですよね。
秘密を暴いてみせようとも言っているし、このことからカスミちゃんは恋を自覚しているんですよ。
この歌詞が私を狂わせるわけなんです。
ここで疑問に思うのは『カスミちゃんは”いつ”助手君に恋をしたか?』です。
この、恋をした時期について、キャラストーリーなどを踏まえて考えていきましょう。

 

2.カスミちゃんと助手君の時系列、恋した時期

ここで一旦、カスミちゃんの時系列をまとめ、助手君に恋をした時期について迫りたいと思います。
この図に関してはこれからも使うと思います。
これに関してはあくまで、私の主観が多分に含まれているため、ご理解してください。
注釈にそう考えた根拠、もといソースがあるので、参考程に見てくださるとわかりやすいかもです。

カスミ活動時系列

  • カスミ、探偵家業をソロで活動。*1
  • カスミ、ギルド『自警団カォン』に加入。*2
  • シャドウ事件がカスミに持ち込まれる。*3
  • カスミ、助手君と出会う。*4
  • カスミ、現実の夢を見る。*5
  • カスミ、自身のシャドウを捕獲。キーリと命名*6
  • カスミ、助手君と共にシャドウの研究。*7
  • キーリ、世界から消失。アメスによって人格のみ退避。*8
  • 王都の名探偵 嘆きの追跡者ストーカー

    助手君、嘆きの女神に命を狙われて、マコトに誘われカスミに会いに行く。*9
  • 『まったく、君ってやつは······そんな君だから、私たちは······』*10

結局、恋した時期はいつなの?

時系列からまとめさせてもらいましたが、ぶっちゃけ恋した時期っていつなのって話ですよね。
イベントの5話で『そんな君だから、私たちは······』っていうセリフが出ているんですよね。
これはのちのカスミの反応から分かる通り、守りたいという意味ではなく、隠しておきたい感情的なものだということがわかります。
つまり、この時点でカスミちゃんは助手君のことが好きなんだと私は解釈しております。
しかし、それ以前の場所でカスミちゃんが助手君にやきもちを焼いているシーンがあるのです。
それが、カスミちゃんとの絆ランクを上げることで見られる、絆ランク演出。改めてみると色々と見えてくるものがあるんですよね。

絆ランク7の演出*11で見ることが可能です。
ここでの声音が完全に恋する女子の声なんですよね*12

また、絆ランク8ではキーリは『もう一人の自分である』と話しているのですが『遠巻きに告白をしているようなもの』といい、助手君がきっぱり忘れたというと、彼のことを好きに”なった”カスミちゃんが慌てふためく様子が見れます。

絆ランクの時期的にキーリの実験をしていた時辺り、その少し前となってくるとキャラスト4話辺りなんじゃないかなと考えています。
現実の夢を見たあの時ですね。
あそこでカスミちゃんは助手君を先輩と一度認識し、難事件を解決する日を夢見てたことを一瞬思い出します。
だから、助手君に起きてもらいたいといって4話は終わります。

ここで、カスミちゃんにとっての助手君の関係性が変わったんじゃないかなぁって思います。
具体的には、ただの助手→一緒に難事件を解決したい人→好きな人
になったんだとおもいます。
また、この後のシャドウの研究の際、その見えない積み重ねによって恋をしたという可能性も否定はできません。
少なくとも、きっかけは4話だったんじゃないかなぁって考えています。

閑話:絆演出とキャラストで見る、奥手なカスミちゃんの恋心

あくまで補足、というか私が話したいだけなので、普通にミスティなどから引用します。この絆演出からカスミちゃんの心の移り変わりが垣間見える場所があるんですよね。
それは何処かと言いますと、絆ランク4の演出ですね。
ここのカスミちゃんは、助手君に対して『どうやら君と私は、相性がいいらしいね』とさらっと言っているんです。

この一言を後にもう一度言いそうになった機会があります。
それが、ミスティカスミのキャラスト4話、盗人を再び捕まえたあとで、カスミちゃんが助手君をほめようとするのですが、ここで相性がいいかもしれないねと言いかけたんです。
ところが、カスミちゃんはこれを恥ずかしがり、言い淀んでしまったのです。
これが霧原かすみという少女の、内向的な部分や、助手君に恋している部分などがしっかりと伝わってきて、気づいたときには五回死んでいました。
こういう恋愛に対しては奥手なカスミちゃんだからこそ、いいんだよなぁって改めて思わされました。

 

さて、色々と語りました。
これ以上書くと多分収集が付かなくなるので、二番は後半戦ということにします。
というか、ぶっちゃけ後半戦こそメインだったりするので、クッソ長くなるだろうなぁっていう先読みでもある。
引き際肝心。
では、今回はここまで。

 

名盤。多々買え。

columbia.jp

未解決な想い(作詞:出口遼)

 

*1:【キャラスト1話】『前職は街で起きる怪事件を解決する、探偵でね。』『私がソロで活動していた時期』『探偵助手募集のお知らせ』

*2:【ギルドストーリー1話】『居候の身で軋轢を生むほど野暮天ではない』『私も早めになれるように努めるよ。』【キャラスト1話】『自警団カォン』には新入りだから薄給』

*3:【キャラスト1話】『シャドウの調査が遅々として進まない』『久しぶりの探偵っぽい依頼』『このままじゃただ飯食らいの役立たず』『お世話になってる自警団カォンのみんなのためにも努力しよう』

*4:【キャラスト1話】ちなみにこの時点で助手君はメインストーリーのシャドウと遭遇している。サレンディア救護院に保護されてるところっぽい

*5:【キャラスト4話】

*6:【キャラスト5~6話】

*7:【キャラスト6~7話】

*8:【キャラスト8話】

*9:【イベント1話】

*10:【イベント5話】

*11:ゲーム内だと絆ランク演出6で見れる。見たいランクの演出を+1すれば絆ランクがわかる

*12:水瀬いのりさんの演技が光る

7/14 ほんまおめでとう!!!!

どうも、あかすいです。
いや、久しぶりですね。
時の流れの速さを感じます。
ほんまあほ。ブログ書くことにエネルギー使うより、お絵描きとモンハンにエネルギー使ってました。
全部俺が悪い。

というわけなんですけど、このサブタイトルで察してる人もいるんじゃないですか?
そう、今日7/14は私のおともだちのいぬこパイセンが執筆してる、ガンダムビルドデューラーズ清掃員外伝投稿から1周年じゃないですか!!

syosetu.org

ほんまおめでとう!!
生まれてきてくれてほんまありがとう!!!!

 

とか偉そうに言ってますが、実は作者のいぬこさんから言われるまで気づきませんでした。
お前いねや!!!!(ノルマ達成)

んでね、これ霧原かすみぃ···って言ってる場合じゃねぇ!!ってなって急遽筆をとることにしました。

 

清掃員めちゃくちゃ好きやからな、しょーがないねん。
それでは、そろそろ熱いラブレターをどうぞ。

 

─────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──夢を見ていた。遠い、春の夜の夢を。
一人の少年との出会いが清掃員であった男の運命を動かした。
少年の夢へのひたむきさは、男が忘れたフリをしていた夢へと、もう一度手を伸ばすきっかけとなった。
男は、夢を掴むために男だけの道を歩んでいく。
数多の壁にもぶち当たった。何度も、何度も挫けそうにもなった。

だが──男には譲れないものがあった。

譲りたくないものができていた。
それは遠い昔の約束、あるいはもう一度掴みたいと願った自分に差し伸べられた数多の手、あるいはあの少年との約束。
そこに闘う理由があったから、彼は足掻き続けられた。

そして、男は飛び立った。世界へ羽ばたきたいと願い、無限の翼を広げて。
最強のデューラーもとい、義兄との直接対決。
世界中の人が見ている大きな場所で、トロフィーをかけて戦った。

結果として、男は春の修羅を破った。
そのままの勢いで、世界へその姿を顕現させた皇帝。

皇道を貫き通した。その男の名は────『イヌハラ·フウト』という。

 

─────────────────────

「ユウ君達、この時点だと忙しいやろうしな〜」

 

そういいながら、おずおずと荷物をまとめている少年が一人。
もはやヘアースタイルとして確立されている寝癖。
明るさが溢れている満面の笑み。
そして、関西弁と標準語が混ざったようなしゃべり方。
少年の名前はテンマといった。
そんなテンマだが、彼の片目は一部青色に染まっており、髪には金色が混ざっている。

彼がここにいるのには理由があった。
特異点を待っていたのだ。
数多の世界を巡り、未来の道しるべと過去で出会い、夢という形で想いを繋いで、そして今は世界を旅する、ただの──

赤いバイクが通った。
バイクの運転主は彼の姿を見て、思わずブレーキを強く握ってしまう。
ここが田舎道だから良かったものの、下手したら大事故だ。
赤いヘルメットを脱ぎながら、その男は聞いた。

「お前は、まさか······」
「久しぶり、やな」

イヌハラ·フウト。
彼の旅の途中で、交差点は再び繋がる。

─────────────────────

「にしても、久しぶりやな~」
「久しぶりって、言われてもなぁ~」

フウトの目の前には青年がいた。
名をテンマという。
世界大会に向けて特訓を重ねていたある日のこと、彼は夢枕に現れてとある世界へと連れて行った男だ。
義兄の言葉を借りるなら、まさしく春の夜の夢のような儚い世界。
しかし、やさしくもあったあの世界は、みんなの輝きが新たな答えを導き出したのだ。

「で、用件があるんだろ?わざわざこんな場所にいるんだから」
「おぉ!!ようわかったな!!」

そういうと、彼はおどけたように言う。
···なんか、あの時いた金髪の男と似てきてるような気がする。

「用件というかさ、イヌハラ·フウト」
「············」
「ヒナセ·シイナがピンチになってる」
「────ッ!?」

ヒナセ·シイナ。
この旅に出る前にジャスティスカイザーを託した女だ。
フウトのライバルでもあり、待っていてくれる大事な人だ。
そんな彼女がピンチだという。

「どうして?」
「う~ん······正確には、俺にもあんま見えてへんねん」
「見えてないって?」
「ここにいる俺自身はさ、フウトをあの世界に連れて行った俺じゃないんよ」
「は?」

この期に及んで意味が分からない。
ともかくだ。

「でも、信じてほしい。新たな世界でもみんなが戦ってる」
「新たな、世界······」

そう、そこは新たな交差点。
新たに集められた、奇跡の世界。

「それに、フウト。君はもう特異点なんよ」
特異点······?」
「そう、君はいろいろと時空を超えすぎてしまって、世界の壁が緩くなってしまってる」
「なるほど······」
「だから、直接救援に行けるのは君と俺の仲間くらいなんよ」

こういわれると、すごく納得したような気がした。
時空を超えたという認識はあまりないのだが、夢という形でいろんなデューラーと繋がった記憶なら、確かにある。
そう、全ては繋がっている──

「わかった。助けに行く」
「行ってくれるんか!!」
「おう、任せろって!!」

正直不安だ。
次は何が起こるかわからないから。
でも、きっと信じている。
このみちは、これからも続いていくのだから。
男は旅をして、繋がり合い、交わり合い、そして何度も繋いでいく。
これは、彼にしか出来ない繋がり方。そして、歩き方。

「さあ、行こうか──カイザー!!」

かつて、高校生デューラーだった時に使っていたカイザーを懐から取り出した。
このカイザーには確かな力を感じた。
そう、何かしらの因果で接触することになった、太陽神の力を。
あり得ないこの力を利用すれば、きっとシイナの元にまで飛べる。
この古びたカイザーもまた、『ジャスティスカイザー』の名を冠しているのだから。
無限の翼は、彼自身が既にもっているから。

「ほんまごめんな。何度も巻き込んで」
「気にするなよ。それに、お前だって世界、救っただろ?」
「······そう聞いてるよ、俺自身から」

にかっとした笑顔と共に、フウトの姿は光に包まれ、空へと消えていった。
待っていてくれた彼女を、今度は自分から迎えに行くために。

イヌハラ·フウトの道は続いていく。
たとえ、ここで語られた交差点を通らずとも。
この交差点を通っても。
無限の翼はどこまでも。どこまでも。

羽ばたいていく。

ガンダムビルドインターセクション清掃員外伝
Universe of the Infinity》














ここまで見てくれて、ほんまありがとう!!!!!
なんか久々に小説書いたのでちょっと疲れました。訴訟。
まままま、ええやろ(何が?)
テンマも特異点みたいなもんなのですが、よう考えたらフウトもなんか未来の人物とあったり、ライバルと夢の中で繋がっていたり、結構次元移動的なのしてるよなぁって思って、今回の小説では特異点っていう扱いをしました。

実際、イヌハラ·フウトはそういうもんだと思うんですよね。
しがない清掃員なはずなんですけど、でもやる時はやる男。
そんでもって、彼は旅をしているんですよね。
もちろん、ガンプラの楽しさを世界に広めに行ったりとか、時にはテンマのヘルプに答えてなんか行ったりとかもしてそうやなって。
テンマとフウトってあの件から腐れ縁できてそうよなぁっていうお話でした。
この話はあくまで非公式なので、最後はああいう表現をさせてもらいました。

つらつらと書きましたが、改めて清掃員一周年おめでとうございます。
GBN編も過去編も楽しみですので、これからもいぬこさんにはお体に気を付けながら毎秒投稿してください。
ちなみに、清掃員で一番好きなキャラはもちろんフウトです。
みんなも清掃員、読もう!!


syosetu.org

ホモは二度刺す(URL)

6/30 霧原かすみぃ······(ビーチフラッグ)

太陽が煌々と輝く、雄大な空が、ふわふわとした雲が鮮やかに浮かぶ青い季節。
ビーチフラッグをする少女達の声が響く白浜。
パラソルが建てられた日陰、そこに少年はぽけーっと座っている。
少女たちは彼の知り合いなのだが、関わることはせずゆっくりとしていた。

「助手君、奇遇だね?こんなところでどうしたんだい?」

声をかけられて、振り向いてみればそこには少女探偵『カスミ』の姿があった。
彼女は年下ながら、少年の上司もとい、探偵事務所の所長であり、二人で王都で起こる事件を解決している。
少年は探偵の助手なので、助手君と呼ばれているのである。

彼女は水着姿であった。
前にサプライズで彼女のために花火の材料を運んでいた時に、追跡してきたときに着ていた水着。
彼女らしい特徴であるスーツっぽい意図が残りながらも、フリルでかわいくアレンジされていて、頭についた大きな赤いハイビスカスが彩りを加えている。

「ビーチフラッグ······そっか、あれを見ていたんだね」

そういうと、カスミは眩しそうにその光景を見る。たまにそういう顔をするのだ。
まるで、自分がそこに似つかわしくないと思っているかのように。

「え?どうしてここにいるかって?それはね······事件があったって聞いてね」

「へ、もう解決した?そ、そんなぁ······助手くぅん············」

つい先日、この砂浜では色々あったのだが、それは割愛する。
この事件の噂を聞きつけて、われらが所長はここまで来たようだった。


「う~ん···どうしよっかな~」

カスミは不完全燃焼だった。
彼女は事件という言葉にはとことん敏感であった。
彼女の大好きな本の中の世界、憧れの名探偵の影を追って、ここまで生きて来た。
憧れの名探偵のように活躍したい、今でも変わらない彼女だけの夢を追い続けていて。
三大欲求並みに謎と事件を求め愛してる彼女は左回り。

「カスミちゃんもビーチフラッグ、やってみなよ」

少年から出された提案。
カスミはちらちらっと少年を見る。

「そ······その、助手君は私があれをしてるところ、見てみたいのかな······?」
「うん!!だって、かっこいいから!!」
「──っ!?」

少年の笑顔が咲いた。
その瞬間、カスミの胸はきゅんとなって。
胸に秘めた最後の謎が、未解決な想いが、跳ねた。

「······わかった。頭脳労働専門なんだけどね、でも、そこまで言われたなら···やってみようじゃないか!!」

ビーチフラッグ会場まですたすたと歩いていくカスミ。
少年はそれを笑顔で見届けるのだった。












はっ!?ここはいったい······?
私はいままで何を······
いや、ほんまごめん。全部俺が悪い。
あのですね、プリコネの新イベでミニゲームでカスミちゃんと出会ってしまったので、ちょっと砂浜で会った時のことを思い出してました。

どうも、あかすいです(自己紹介が遅い)
そんなことはええねん。
いや、プリコネの新イベのミニゲームが面白難しいんですけど、個人的にゲームよりもカスミちゃんの能力値がめちゃくちゃ解釈一致してしまって、それどころじゃなくなったんですよね。


いやこのスピードがCなのわかるし、スタミナジャンプガッツがBなのめちゃくちゃわかるし、UBがデバフなのほんまほんんま············

カスミちゃんたぶん追跡の依頼とかも受けてるんですけど、本人自体が足速いかって言われたらそうじゃなくて、多分王都の裏路地とかを知り尽くしていて、この裏路地とかを上手く使って追い立ててるんかなぁって。

スタミナとかガッツがあるのは張り込みとかもしないとだし、ほんまこういう細かいところのこだわり具合がやばいです。


ちょっと前のランドソルクイズのカスミちゃんのステなんですが、バトルとスポーツの知識がからきしで、言葉とか雑学とかが詳しいのほんま解釈一致過ぎて辛いです。
サイゲほんまありがとう。

カスミちゃんとの出来事も思い出せたし、今回はここらへんで終わろかな。

↑今日の一枚
ほんま顔面がいいしかわいいし全部可愛い。


6/29 霧原かすみぃ······(創造)

どうも、あかすいです。
めちゃくちゃブログさぼってましたが、私は元気です。
でも、眠たさは世界最強です。
先頭の景色は誰にも譲らない。

徒然語ります。
さっそくですが、ご報告があります。
なんと、この度赤い彗星はお絵描きを始めました。
俺は霧原かすみと添い遂げる(確固たる決意)


自分で言うのもなんですが、徐々にうまくなっていってません????????????
夢の霧原かすみぃ······(全てを創造する者)ライフを目指して頑張ってみたい感じです。

いろんな絵師さんからすっごい応援してもらえていて、もう引けない状況ですしね。
憧れの方々というか、なんというか。
プリコネのイラスト、カスミちゃん以外のももちろん見るんですが、そういうところで頑張ってる方々がなんかしがない霧原かすみ狂いの背中を押してくれてるのなんかすごくうれしいし、想いがとっても重いです。

ほんまごめん。俺が全部悪い(禁止カード)

いやでもまじで、カスミちゃんを創造してみたいという遥か太鼓の夢を叶えたいと思ってしまったんですよね。
遠く彼方に見える僕らの蒼い理想郷なんですよね。
めちゃくちゃ仲良くさせてもらってる、めちゃくちゃやさしい絵師さんが推しを描くのは楽しいって言っていて、いやまじでほんま彼女を見ているといやほんまその通りというか。

彼女はマジですごいのが、キャラに対してのリスペクトを忘れていないというか、愛が重いというか、なんかめちゃくちゃ考えたんやろうなっていうのを感じるんですよ。
もちろん、イラストもとても上手なんですが、なんというかイラストが上手いだけじゃ表現できないものがあるといいますか。
彼女に推しのイラストを依頼したことがあるんですが、まじでどちらも出来がすごくて、欲しかったものを出してくるのはもちろんなんですけど、霧原かすみという複雑な少女に対してのリスペクトもすごくて、ほんまにかっこいいし、すごいし、かわいいし、なんかすごいんですよね、
だから、クリエイターって名乗るほどでもないんですけど、それでも同じ創る者として尊敬してるんですよね。

ほんまごめん。めちゃくちゃ語ってしまった。

たぶんこれから僕は、僕が思ったカスミちゃんを表現できなくて苦しむ時が来ると思うんですよね。
でも、それでも夢は諦めたくない。
なんかまじで、頑張りたいなって思ったので頑張ります。
今日はなんとなく頭身というモノが掴めたので、よしとします。
明日はまたカスミちゃんの模写というか、構造書いてみよっかな。

ほな、そろそろここらへんで······

↑おとといの一枚
夕焼けが沈んでちょっと蒼が残ってる空ってきれいですよね。

6/26 タイトルホルダァ······(阪神競馬場レポっぽいなにか)

どあかすい。霧原かすみぃ······
昨日バイトから帰った後にアホみたいに寝たせいでまともに寝られませんでした。
常に半覚醒してる感じがあって、休まった気がしません······

今日も徒然特別スペシャル。
今日のスペシャルゲストォ······


うん?


おん?

ばばばん!!!!!!!

はいというわけで、宝塚記念を見に阪神競馬場に行ってました!!
駅ついて早速クソかっこいい文と共に時代を駆け抜けた名馬がクッソかっこいい感じでこう、あれされててとてもよかったです。


サイレンススズカァ······(鳴き声)
スズカはウマ娘で好きになって、一番好きな娘なんですが、初G1である宝塚記念の舞台はここ阪神競馬場
当然彼もまたババンとおって、めちゃうれしかったです。

 


デカ過ぎんだろ······
ぱっくりとお口(意味無)を開けてお客様、もとい競馬戦士たちを迎え入れる阪神競馬場。お前の器(キャパ)のデカさが好きだったんだよぉ!!
これでも入場規制しててぎゅうぎゅうでしたからね、アイネスフウジンのダービーとかやばかったんやろな······(ギネス記録の17万人入場、今日の宝塚記念は上限五万人)


中に入って右のほうに行くと、なんか怪しい神社みたいなのがあって面白かったです。
なんか競馬関連の偉い人っぽいお墓?みたいなのがあったりしました。
怪しすぎる······マチカネフクキタルぽくいうと、シラオキ様が降臨しそうな感じですね。
来てます来てます(何が)


デッカ!!!
広すぎて笑っちゃうんですよね。
ここがターフですかぁ······(各馬)気合が入ってますねぇ!!(パドックで見ろ)

デッカ······(本日二度目)
こいつら何でもデカくしたらええもんちゃうぞ(誉め言葉)
ウマ娘ユーザーなら親の顔より見たほうのやつが見覚えあると思うんですけど、ちょっと建築が違っていて「これが阪神競馬場の親の顔より見たあれかぁ」ってなりました。

メディアストリート
なんかいろいろな展示物が置いてあってよかったです。
ターフィーショップにそもそも入れない規制状態になってるのやばすぎるだろ······
画像いっぱいいっぱいになるので後でTwitterとかに放流しときますね。


ターフィーショップに行って、読む名馬たち2(スズカのお話入っていて、マジ狂い)を購入してから出たとこにいたかわいいの。
デッカでかわいいと思う。


ターフィーショップはマジで戦場でした。
みんなぬいぐるみの方にいって、他が空いていて、そんでもって次々来る買い物客を二人体制2チームの合計四人でレジを捌く姿はガチでやばかった。
下手したらM(マクド)奴隷よりやばい。


ターフィーショップの隣に、こういうのがありました。
ラッキーシュースポット一番行きたかったんですが、ブッコロナのせいで閉鎖されていたんですよね······
こればっかりはな、しょうがないんよ(寛容)


ここで、こってぃーパイセンを墓地に送り、飯テロを召喚!!
ATOK部長ほんまごめん(面識なし)
1000円のなんかステーキ丼です。
今日はぱっぱと一緒にいったのですが、わいはめちゃくちゃうろちょろして、その間に並んで買ってもらいました。
ほんまありがとう!!


きねんばけんです。
エフフォとタイトルホルダー有名よな~ぐらいのノリで買いました。
この後、最強の勝者になるとはまだ誰も知らない······


ターフィー君かわいい。
でも、お前のショップぼったくりなんよな············



第11R、宝塚記念のかえし馬!!
足音がすごくて、まじぱねぇっす。
ぶぉん!!って感じで前を通り抜ける(意外と速い)
この速度で美少女が走ってる世界線があるって、マジ?



私、ウイニングポストでおうまさんを育てているんですが、見慣れたこの誘導馬
ガチで初めて見たんですが、本当にこんな感じやねな······って謎の感動が起きました。


なんかエモい動画見せられてから、ファンファーレと共にスタート!!
おうまさんかっこいい^~
ドタドタドタドタと駆けていく様。
貴方と私の夢が走る、宝塚記念やねんなって······


まさか目の前でレコード出るとは思わんやん!?
いやあの、途中で時計出た時に周りがざわざわしたんで、なんとなくレコード級かな?って思ったら、レコードガチで出されたのでいやぁ良かったです。
ええもんみせてもらいましたわ。

この後も会場から出るまでうろちょろしてました。


俺達の愛馬が!!!


公衆電話しぶかっこいい^~


こっちがありがとうやで!!!!!!

というわけで、雑に振り返っていきましたがいかがだったでしょうか?
熱中症になりかけたり、かなりやばめでしたが、楽しかったです。
公園の芝とかふっかふかで気持ちいいし、歩いてるだけで楽しいのでまた行きたいですねぇ!!
今回はこのへんにしといたる!!

↑今日の一枚
セントウル広場?かなんかがあるんですが、セントウルっていうのがどうやらケンタウロスって意味らしいです。
蒼穹へ向けて矢をあれしてるセントウル君かっこよかったです。