霧原かすみぃ······

霧原かすみぃ······

『未解決な想い』とキャラストなどから考える、カスミという少女。後半戦

どうも、赤い彗星です。
こちらの記事は後半となっております。
プリコネの推しであるカスミちゃんについてガチで語っていきますのでよろしくお願いします。
前半戦はこちらから↓

siriusd.hatenablog.com

 

前回に注意点は書いたので、さっそく本題に入らせてもらいます。ていうか速く語らせろ(憤怒)
それではどうぞ。

 

 

3.素顔の私、気づけるかな?

歌詞はめちゃくちゃ飛んで、二番の冒頭から。
ここは一番の対比なのか、カスミちゃんパートから始まるんです。
つまり、何がやってくるかというと、””です。

 

調査の価値はありそうかい? 素顔の私 気づけるかな?
目に見えるものが全てだと 決めつけるならまだまださ

 

 

 

私が一番語りたかったところですっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

いや、なんで一番語りたかったところかといいますとね、ここの歌詞に霧原かすみカスミという少女の全てが詰まっていると言っても、過言ではないですからね!!
ここの歌詞をカラオケで聞くと、エモさが増して私自身が歌えなくなって何度もリタイアするくらいにヤバいところです。いや、マジでカスミちゃん。

 

未解決な想いで話したいところの九割ここなんですよね。アホやろ。アホでしたわ。
すいません、取り乱しました。こんな感じで取り乱してしまうので、ここのパートは危険物なんですよ。
全部カスミちゃんが悪い。


カスミちゃんのキャラストーリーの流れとして、『助手君との出会い、信頼関係の構築(前編)』『霧原かすみという少女の本質、演じる自分と本当の自分(後編)』という二本立てだと思ってるんですよね。
ここの歌詞は、特に後編の部分がより色濃く出ていると思うんです。
あと、この後編の部分というか、霧原かすみという少女のテーマとしては、前作から引き継がれているところが多々あるんですよね。
彼女の言葉から引用させてもらうと、『目に見ている事柄を全てだと思うな。それは一面でしかない』というものがあるんです。
この、前作から続くものを含めて、より詳しくまとめてみようと思います。

 

『探偵の鉄則その1』

 

『目に見ている事柄を全てだと思うな。それは一面でしかない』
前作、プリンセスコネクト!内で、カスミちゃんが『相棒』だったころの騎士君に教えた、探偵の鉄則その1です。
カスミちゃんは前作が終わる前、最後に実装されたキャラなので、これ以上の鉄則を聞けることはありませんでした。
しかし、この唯一教えられた探偵の鉄則その1、これがRe:Diveにおいて、カスミちゃんの根幹として、テーマとして生き続けているんです。

特に色濃く出てくるのが、キャラストーリー5~8話。
概要を簡単にまとめると、助手君とシャドウの調査をしていたのですが、結果が出ずにその日で張り込みを最後にしようかというとき、カスミ自身の姿をしたシャドウが出現。
シャドウを捕獲した後、キーリと名付け研究していく中で······っていうお話です。

カスミちゃんのキャラストーリーって実は、プリコネでは稀なシリアス系なんですよね。
特に、実装当時はメインストーリー第一部で、シャドウってなんぞや?の状態だったので、そういう意味でも一つの回答だったんじゃないかなって思います。
そもそもプリコネ内のシャドウって何ぞや?って話なんですけど、私的には世界の再構築が行われた際に、記憶の植え替えの時に省かれた記憶が形となって現れたバグなんじゃないかなって思っているんですよね。

こう思った理由としては、やはり前述したカスミシャドウ、もといキーリの存在がデカいですね。
キーリは出会ってカスミちゃんが捕獲する際に、『私の他にも、探偵がいたんですね』『忘れちゃったんですか、探偵の鉄則』と言っています。

このセリフは、前作のカスミちゃんのキャラスト第三話で似たようなことを言っています。
前作だと、『私の他に探偵がいるんだ』『お教えした探偵の鉄則、忘れてらっしゃいますよね······?』と言っています。
そう、過去の記憶を再生しているんですよね。

だからこそ過去の残滓、カスミちゃんがあこがれの探偵という仮面で覆っている『霧原かすみ』という少女、その本質が記憶の残滓を元に生まれたものがキーリというわけなんです。


カスミという探偵と、霧原かすみという内気な少女。
この二つの顔、思春期の少女が生んだ憧れの姿と等身大の自分自身。探偵の仮面を取った自分自身がそこにいるとなれば、耳と目を塞ぎたくなるのも当然なのかもしれません*1*2

また、その後には『あれは、私の理想像なんです』とキーリは言っています。
これも前作で似たようなことを言っていて、アストルム内の自分自身の立ち振る舞いについて『······恥ずかしながら、あれは私の理想の姿なんです······』と霧原かすみちゃんは言っています。


今作内だとここの記憶は綺麗に置換されていて、第七話にてキーリを前にして、カスミちゃんは『ソロで活動していたころから、周囲に侮られないように突っ張っていた』『名探偵という虚飾で、弱く傷つきやすい己を庇護しながら』と自身について語っています。助手君にキーリと言動が似ていないってツッコまれた際には『まぁ、私はキャラをつくってるからね』と認めています。

憧れ名探偵を演じて、まだ探偵としては幼い自分自身、そして、思春期である自分自身の心を守るため、この名探偵を演じるという行為が行われていたっていうことになっています。
これが世界の修正力の力なの············?

 

『どちらも私で、切り捨てることはできない』

 

ここまで言えばわかると思うのですが、こんなん前作の記憶がない状態のカスミちゃんが、目の前で胸の内を暴露されるなんてもはやテロなわけで。*3
ちなみに、前作でもリアルのほうでおとしやかすぎて、自身の言葉で言えないから相棒の力を借りて、謎解きを開陳するシーンもありました。*4
こんな自分だから、ゲームの中では憧れをロールプレイしたかったんですよね。

 

でも、カスミちゃん自分自身、つまりキーリを嫌いかと言われたらそうじゃないんですよね。*5
今までさんざん言ったくせになんでだよ、って思うかもしれませんが、これもカスミちゃん自身が言っています。

まずはキャラスト七話の下選択肢内にあるセリフが語っています。
『好き嫌いかでいうと、明確に好きだね』
『我々は自分に似ているもの、共通点のおおいものに親しみを抱く。それは人間の本能で、必要な機能だ』
『自分を好きでいなければ、呼吸をすることもできないよ』

同時に、キーリをこう言っています。
『キーリは、私の外に構築された「私自身」だ』
『あぁ、私はこんなにも······か弱くみじめな、女の子なのか』

自身をか弱い少女と評しているわけですね。
か弱い少女だからこそ、憧れをロールプレイをしていると前述しましたが、最後にお見せしたいのはこれです。

『幼いころからあこがれている、理想の『名探偵として』振る舞っているんだ。もちろん、それもまた私だ。キーリのような、儚く弱々しい私も私だ。どちらも私で、切り捨てることはできない。』

 

キャラストーリー七話終盤、助手君にこう語っています。
キーリと出会って、改めて自分自身について考えて、この答えを導き出した霧原かすみという少女。

だから、私は彼女のことを『愛している』のです。
私達の現実でもそうだと思うんですが、日々色んな仮面を使って現代社会を生き抜いている(めちゃくちゃ大げさですが)と思うんですよね。
その仮面の中に覆い隠した、本当の自分自身を認めるっていうのは、人によってはきっと、とっても難しいことだと思うんです。
実際、彼女自身もコンプレックスを赤裸々に語られてるって言ってるわけですし。
でも、自身がコンプレックスだと表現したそれを、嫌いじゃないと言い、さらに明確に好きと表現し、仮面をかぶった自身もその奥にいるおとしやかな自分自身も、全て私で、切り捨てることは出来ない。
この答えを、思春期真っ最中の15か16の少女が導いたんですよね!?

 

いや、ほんまなんというか、愛してます本当に。
切り離せないからこそ、好きだと言って認める。
たぶん、この思春期だと難しい決断なんだと思うんですよ。
それを彼女自身が選んだのが、本当に好きなんですよ。

 

まとめ:『素顔の私』

 

そんな自分自身。気弱でか弱い自分自身を『素顔の私』と表現し、『気づけるかな』と問いかけてくるんですよね、未解決な想いの二番。
これは本当に、自分の想像なんですが、コンプレックス(大事なことなので二回)とまで言っていた、本来の自分自身を助手君に気づいてほしい、そういったニュアンスも含まれているような気もするのです。
だって、この曲の名前『未解決な想い』ですからね。
まだ一面でしか捉えられない助手君からしたら、カスミちゃんの素顔の私に気づくなんてことは、きっと、だいぶ先のお話になると思うんです。

 

だからこそ、この歌詞はとても美しく、霧原かすみという少女全てが詰まっていると表現したんです。
未解決な想い、カスミちゃんの魅力、ここに九割詰まっているのはガチです。
だって、そうじゃなければここまで語っていない。
つまるところですね························もう九割語っちゃったってことでもあるんですよね······
このアホ、何晒しとんねん*6

 

私自身も、すっげぇ勢いで語って息切れしているところもあるし、多分読者のみんなも付いていけてるかもわからないので、今回はこの辺で終わらせます。
まとめると、カスミちゃんはとにかくとてもいい子なのでキャラストを読め!!!!!ていうお話でした。ちゃんちゃん。
次に話すとすれば、多分カスミとキーリの関係性のエモさとかになると思います。

それでは、ここらへんで~

 

columbia.jp

 

購入して二番の出だしのエモさで身もだえろ全人類。

*1:キャラスト五話『私と同じ声で喋るな!なぜか不安になる!』たぶん世界の修正力も働いているセリフ

*2:キャラスト七話『己の自信がないものにとって、鏡を見つめ続ける行為は苦痛でしかない』

*3:キャラスト七話『何だか自分のコンプレックスを、赤裸々に暴かれている気分になる』

*4:前作パートナーストーリー第三話参照

*5:キャラスト七話『好きとか嫌いとかの話ではないよ、助手君』

*6:ほんまごめん、全部俺が悪い。